製菓道具、機器

デッキオーブンとコンベクションオーブンの違いと使い分け方

オーブンの画像
見習い

デッキオーブンとコンベクションオーブンって何が違うの?

使い分けはどうしてるの?

オーブンの種類によって焼き加減や仕上がりは変わってきます。

それぞれのオーブンについて詳しく見ていきましょう。

パティシエめがね

デッキオーブン

デッキオーブンとは?

デッキオーブンは天井と床それぞれのヒーターで熱を蓄えて焼成するオーブンになります。

上火と下火の温度を調節することが可能です。

デッキオーブンのメリット、デメリット

デッキオーブンのメリットはこちらです。

メリット

蓄熱性が高いので温度が下がりにくい

保水したまま焼き上げることができる

上火と下火の調節ができるので焼きのコントラストがつけやすい

柔らかく火を入れることが出来る

デッキオーブンのデメリットはこちらです。

デメリット

起動してから温度上昇に時間がかかる

蓄熱性が高いので温度を下げるのに時間がかかる

価格が高い

オーブンが大きく重い

デッキオーブンで焼くおすすめのお菓子、生地

基本的にオールマイティ―に何でも焼けます。

デッキオーブンは柔らかく火を入れることができ、保水させたまま焼き上げることができます。

そのメリットを活かしたおすすめのお菓子、生地はこちらです。

  • ハード系のパン
  • ジェノワーズ、シフォンなどの生地
  • パウンド生地
  • スフレなどの湯煎で焼く生地

主にしっとり焼きたい生地になります。

ハード系のパンを焼くにはスチーム機能付きのものを選ぶといいです。

コンベクションオーブン

コンベクションオーブンとは?

コンベクションオーブンは熱風を循環させて焼成するオーブンになります。

スチームする機能も備えたスチームコンベクションオーブンもあります。

コンベクションオーブンのメリット、デメリット

コンベクションオーブンのメリットはこちらです。

メリット

起動させてからの温度上昇が早い

素早く温度を下げることが出来る

焼きムラが出来にくい

一度に同じ種類のもを沢山焼ける

デッキオーブンより価格が安い

デッキオーブンよりコンパクト

コンベクションオーブンのデメリットはこちらです。

デメリット

乾燥しやすい

扉を開けると熱が逃げていく為、温度が下がりやすい

コンベクションオーブンで焼くおすすめのお菓子、生地

最近のコンベクションオーブンは高機能になってきているのでこちらもデッキオーブンと同じく大体のものは焼けます。

コンベクションオーブンのメリットを活かしたおすすめのお菓子、生地はこちらです。

  • クロワッサンなどのデニッシュ生地
  • マカロン
  • パイ生地、クッキー生地
  • メレンゲ

主に乾燥させたい生地になります。

マカロンやクッキー生地など大量に焼く物もコンベクションオーブンで焼く方が効率もよくおすすめです。

スチーム機能がついているコンベクションであれば

  • プリン
  • ブリュレ

などの蒸し焼きする物もおすすめです。

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デッキオーブンとコンベクションオーブンの違いと使い分け方のまとめ

デッキオーブンとコンベクションオーブンの違いと使い分け方のまとめです。

まとめ

  • デッキオーブンは天井と床それぞれのヒーターで熱を蓄えて焼成するオーブン、コンベクションオーブンは熱風を循環させて焼成するオーブン
  • デッキオーブンは主にしっとりさせたい生地、コンベクションオーブンは主に乾燥させたい生地に向いている

デッキオーブンとコンベクションオーブンそれぞれの良さがあります。

最近ではコンベクションオーブン(スチームコンベクションオーブン)がかなり高機能になってきているのでデッキオーブンを入れずにコンベクションオーブンだけで

製造されているパティスリー、洋菓子店が増えてきています。

予算やお店の大きさ、コンセプトなど自分のお店に合うオーブンは何かを考え、美味しいお菓子、パンをつくりましょう。

見習い

オーブンにも色々あるねんな。

さらにメーカーによっても色々違うみたいやから勉強しなあかんな。

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