
シュー生地が膨らまへん!
なんで?原因教えて。
シュー生地が膨らまない原因はいくつかあります。
1つ1つチェックしてシュー生地が膨らまない原因を探っていきましょう。

シュー生地が膨らまない原因
シュー生地が膨らまない原因は以下の事が考えられます。
- 計量ミス
- デセシェ不足
- 卵の乳化不足
- オーブンの温度調節が適切でない
- 焼成途中でオーブンを開けてしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
計量ミス
ネットなどで公開されているレシピは一度作ってるはずなので書き間違いがない限り問題ないと思います。
計量ミスしていると綺麗に膨らまないです。
計りの周りには何も置かない様にして風袋を使うときはちゃんと0になっているか確認してから計りましょう。
デセシェ不足
デセシェとは熱湯に小麦粉を加えてひとかたまりになった生地を鍋の中で火にかけながら混ぜることです。
デセシェが不足するとデンプンの糊化が不十分になり生地がやわらかくなってしまい生地の水分の蒸発が通常よりも少なくなるので膨らみが悪くなってしまいます。
デセシェの目安は鍋底に膜が張る程度といわれています。
あたためすぎると油脂が出てきてしまうので注意しましょう。
卵の乳化不足
デセシェ後の生地に卵を加えていきますが乳化させながら混ぜ合わせていく事が重要です。
乳化とは油や水分のように本来混ざり合わないものが均一に混ざり合う状態のことをいいます。
卵黄の持つレシチンが乳化剤となり混ざり合います。
卵を加える時は少しづつ加えては混ぜてを繰り返してしっかり乳化さながら混ぜていきましょう。
加える卵も温度が下がりすぎていると生地が固くなってしまうので、冷蔵庫から出したてではなく常温に戻しておきましょう。
オーブンの温度調節が適切でない
オーブンの温度調節は大切です。
温度が低すぎると生地の中の水分が水蒸気に変わるのに時間がかかって表面が乾燥し、膨らみにくくなります。
焼成前に霧吹きなどで水を吹きかけて生地表面の乾燥を遅らせることによって生地がのび大きく膨らみます。
焼成途中でオーブンを開けてしまう
焼成途中でオーブンを開けてしまうと一気にしぼんでしまいます。
シュー生地の空洞の中にある水蒸気を含んだ空気の体積が小さくなり、焼けていない生地が
空気や水蒸気の体積縮小に引っ張られるからです。
ちゃんと焼けていると膨らんだまま保形することができます。
シュー生地が膨らまない原因のまとめ
シュー生地が膨らまない原因のまとめです。
まとめ
- 計量ミス
- デセシェ不足
- 卵の乳化不足
- オーブンの温度調節が適切でない
- 焼成途中でオーブンを開けてしまう
失敗してしまった場合は上記の1つ1つ確認して原因を調べ改善していきましょう。
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